タラコナーのblog

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流山市の飛地山が嘘の心霊スポットとのこと。はてさて…?―――②

前回の千葉県流山市にある飛地山が嘘の心霊スポットだという話の続きです。

■場所:千葉県流山市飛地
■うわさ:
 ・明治時代まで処刑場があって“飛血山”と言われていた。
 ・元お墓、または処刑場で人骨がゴロゴロ出てきた。
 ・近藤勇が処刑された場所。
 ・幽霊が出た、山に入ったら出てこられない……etc
 
上記のように“いかにも”な噂のある飛地山ですが、色々と検索しますと、どれもこれも「ネットとかの話や情報によると、〇〇らしいよ!!」って感じの噂話ばかりなんですよね😓


また、戊辰戦争の激戦地で新選組近藤勇が処刑された土地でもあるとかないとか…。

そんな噂の飛地山についてですが、地元の紹介や観光サイトなどを見ますと、元々は加村山とも呼ばれていたとのことで、飛地山との名称で呼ばれるようになったのは、当時、田中藩という藩の飛び地領を管理する役所があったことから、「飛地山」と呼ばれるようになったのが由来とのこと。

幕末の頃には既に飛地山と呼ばれていたとのことです(新選組を紹介する観光サイトより)。
なので、明治時代まで処刑場で、血が飛びまくったからという話は、やはり作られた話のようですね。

因みにこの地は近藤勇が自首をしたところであって、処刑された場所ではありません。
近藤勇が処刑をされたのは現在の東京の板橋ですので、近藤勇がこの地で処刑をされたということは全くのデタラメということですね。
近藤勇土方歳三が一緒にいた最後の地であり、別れの地になった場所とのことで、新選組ゆかりの地としてファンの方々が訪れているそうです。

 

さて、掘ったら人骨ゴロゴロについては、こちらは元々はマンション建設を予定として更地になったのですが、建設前に調査された市の試掘調査において専門家に分析してもらったところ、住居跡ぐらいしか無かったとのことです。

この土地から人骨は出ていないし、処刑場跡地ではないということの結論がしっかりと出ているので、人骨だの処刑場だのという話は、こちらも全くの作り話ということですね。


幽霊が出ただの、入ったら出てこられないだのは、もう、噂話に尾ひれ羽ひれという感じですね。そもそも行方不明になったら、ニュースになってるよって…。

再開発に伴って色々と調査・検証されているそうでして、飛地山が心霊スポットということは全くのデタラメであり、その手のサイトの誰かが話題作りの為に無理に煽って作った嘘の心霊スポットということじゃないですかねぇ。
しかし、そんな嘘っぱち心霊スポットにされては、地元の人たちからしてみれば、本当に風評被害だし、大迷惑な話です。

はい、そんなことで、飛地山が心霊スポットなのかどうかは、既に根拠のないでっち上げだと実証されておりました。

おわり。